
むし歯予防
⾝体の健康はお⼝と⻭から
怖い怖い⻭周病を予防する

⻭周病のメカニズム
⻭周病は「⼝の中の細菌」が⻭垢となって⻭に付着し、⻭垢の中の細菌により⻭ぐきに炎症を起こして、
⻭を⽀える⾻まで溶かしていく病気のことです。
⻭周病の⼈と、健康な⼈の⻭周りを図に起こすとこのような形です。

⻭垢は放置していると⻭⽯となります。⻭⽯は⻭周病となる細菌を出し続けますので、
⻭⽯が⻭の根元に付着している⽅は⻭周病のリスクが⾼いといえるでしょう。
歯周病には段階がある
⻭周病には段階があります。進⾏具合ということですね。
⻭医者さんに⾏かなくてもホームケアで⼗分治る段階のものもあれば、ホームケアでは治しきれない⻭周病、
さらには⻭槽⾻まで溶けてしまっている状態まで進⾏している段階など、様々あります。

- 歯と歯ぐきの間には1〜2mmのすき間があります。
- 歯垢(プラーク)がたまった状態を放置すると、歯ぐきに炎症が起き、2〜3mmのすき間ができます。
- 歯ぐきの炎症がひどくなり、歯周病菌が歯周組織に浸入。歯槽骨や歯根膜も破壊され始めます。
- 炎症がさらに拡大し、歯槽骨も半分近くまで破壊が進み、歯がぐらつき始めます。
- 歯槽骨が半分以上破壊され、歯はぐらぐらになります。
※イメージ図

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⻭周病を予防するには、まずはプロのケアを受けることと、プロのアドバイスを受けることです。
プロとはここでは⻭科衛⽣⼠さんにあたります。⻭科衛⽣⼠さんがお⼦様お⼀⼈お⼀⼈のお⼝の状態を確認しながら、磨き残しチェック、⻭⽯取りを含めてケアしてもらうことで、格段に⻭周病になるリスクは低減します。 -
毎⽇の⻭磨きに敵う予防対策はありません。
正しい⻭磨きの仕⽅を覚えて、それを毎⾷後に必ず⾏う習慣を⾝に付けてもらえれば、⻭周病だけでなく、むし⻭の予防にも繋がります。
予防の⼤原則はホームケアです。⽇々の習慣をより良いものにしていくことで、万病を予防できるようになります。

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それぞれの治療計画を⽴てている病変箇所だけでなく、お⼝全体を検査した上で、治療計画を⽴てている⻭医者を選ぶべきです。
⻭周病は、⽣活習慣病といえます。お⼦様の普段の⾷⽣活や、⽣活環境によって⻭周病のなりやすさ、進⾏具合いは⼤きく変化します。
お⼝全体を検査した上で、隠れている⻭周病はないか、磨き残しがちな⻭はないか、まできちんと確認して、その上で治療計画を⽴てている⻭医者が良いです。お⼦様のお⼝や、⻭の状態を全体通して診てくれる⻭医者が良いです。
フッ素やシーラントは飽くまで処置⾏為であり、それをどの⻭にいつ塗布するのか、ということをその⼦の発達状況に合わせて選択することの⽅が重要です。治療計画を⽴てた上で、その⼦にとってベストな予防対策を⼀緒に進めていってくれる、そんな⻭医者がおススメです。 -
患者さんにもしっかりと説明する治療計画や、今何をどのようにすべきかを、親御さんに伝えない⻭医者さんはNGです。
⻭周病予防はご家庭での⾷⽣活や、ホームケアが重要になってきます。その為、親御さんがどのように治療を進めていくのか、予防で⼼掛けるべきことが何なのかを理解しないまま進めるのは問題があります。親御さんへの説明を⼗分に⾏う⻭医者さんを選ぶのが良いでしょう。 -
丁寧なブラッシング指導治療計画に則って治療を進めていけば当然病変箇所は改善されますが、やはり⽇々のご⾃宅でのケア状況が⻭周病を予防するには⼤事です。
お⼦様によって苦⼿な磨き残しの箇所を丁寧に説明し、ご⾃宅でのケアを万全なものとするためのアドバイスが出来る、⻭科衛⽣⼠からのブラッシング指導がある⻭医者を選ぶべきです。